委員会とは、自身のキャリアアップを実現するために
自分で選んで参加する仕組みのことをいいます。
監査に関連することから法人運営のサポートまで
様々なことにチャレンジできます。
会計、監査、IPO といった会計士の専門業務に特化した委員会。スキルアップを目的とした勉強会や、法改正などの最新情報の収集・共有などを行います。委員会に所属することでより専門的な業務に関与する機会を得られます。
広報、リクルート、情報管理といった法人の運営をサポートする委員会。一般の企業では専門部署が行う領域ですが、仰星監査法人では会計士の業務の一つです。若い年次から法人運営に深く関与することができ、社会人としての成長を実感できます。
研修委員会では法人内研修に関する企画・運営を行っています。スタッフ時代に監査調書の最終的な整理や荷物発送など、新人が行うべき作業概要やその手順等がまとまっておらず苦労しました。それならば、そのようなコンテンツを自分でつくってみようと考え、研修委員会に入りました。
研修委員会で「1年目に行う作業をまとめた研修を行いたい」と提案したところ、即採用となり、研修資料を作成し、新人研修で講師を担当しました。私が就職活動をしていた時に重視していたのは「やりたいことをやらせてくれる法人に入りたい」でしたので、素直に嬉しかったです(笑)。
私は実務補習所の講師も担当していました。実務補習所では補習生の前で話す必要がありますが、研修委員会で定例研修の講師を複数回担当していたこともあり、特に緊張することなく務められました。もともとは人前で話すことが苦手でしたが、研修委員会を通じて成長できたなと感じます。
監査法人は直接業務である監査業務が当然メインです。委員会活動はあくまで間接業務です。しかし、委員会活動を行うことによって「自分が何をやりたいのか(どのように成長したいのか)」そして「間接的でも法人に寄与することはたくさんある」ということを実感できます。
私は、研修委員会以外にも社内のコミュニケーションを活発にしたいと思っていたので、コミュニケーション委員会にも所属しています。また、社外営業をしてみたいと考えていたので、上場会社等業務推進室部にも所属しています。「やりたいことをやってみたい」と考えている方は、ぜひ、自分の希望する委員会に所属することをおすすめします。
委員会業務は監査などの直接業務以外の業務全般をいいます。一般事業会社では直接的に売上や業績に関連しない業務と区別するために、バックオフィス業務と呼ばれたりすることもあります。
私はあとにご紹介する2つの委員会に入っていますが、委員会業務は仰星監査法人について深く知るいい機会になりました。シニアマネージャーとなり委員会の業務の範囲も増える過程で、スタッフがより良い監査をもっと楽しく進めるためにはどうすればいいのかについて、これまで以上に考えるようになりました。
委員会は、個人が組織に関心をもつという意味でとても大切な業務だと思います。ぜひスタッフの方にも積極的に関与してほしいと思います。
〇上場会社等業務推進部
・上場会社の監査業務の推進(引合情報への対応)
・専門士業の社外役員、銀行、証券会社等と密な関係作り・拡大・維持
・上場会社用監査業務提案書や法人案内等の改訂
〇コミュニケーション委員会
・各種コミュニケーション施策の企画・実施・推進
・各種イベントや交流会の企画・実施
上場会社等業務推進部の業務の一環で、初対面の会社役員に対して仰星監査法人のことをご紹介するという機会があります。ただ、紙面の法人案内を読むだけで終わりとならないためにも、自分の言葉でどれだけ相手に理解してもらえるかを意識して取り組んでいます。最初の頃は緊張しましたが、数をこなしていくうちに余裕ができ、より分かりやすく伝える話し方ができるようになったと思います。今後のビジネスパートナーとして安心して仰星監査法人を選んでもらえるよう、仰星監査法人がどういった価値観を大切にし、どのような組織文化の法人であるのかを説明するように心がけています。
コミュニケーション委員会はその名のとおり、役職員間のコミュニケーションが目的で、様々な施策やイベントを企画・実施しています。私はこれまでに、日帰り旅行ツアー、Thank you Point制度、忘年会、パートナーのハッピー・リタイアメント・パーティーでのバンド演奏などを企画し実行してきました。
コロナ禍で在宅やリモートでの仕事の進め方が定着しましたが、組織として一つの目標やミッションに向かって進んでいくためにはコミュニケーションはかかせません。法人全体、各事務所全体、そしてチーム全体としてそれぞれに与えられたミッションがあります。関係するメンバーが同じ価値観や感覚を有していることでより確実に、よりスムーズに共通のミッションの達成につながると考えられることから、お互いをつなぐためのコミュニケーションがとても重要だと考えています。
Instructor
2022年に入所した清水さんとそのインストラクターの大川さん。
2人にインストラクター制度について語ってもらいました。
清水敦史インタビュー
入所前からインストラクター制度があることは知っていましたし、心配性なところがあるので色々と相談したいと思っていました。インストラクターの大川さんは、とにかく「切れ者」の印象がありますが(笑)、決して冷たい方ではなく、穏やかで話しやすいです。
入所当時、私はまだ大学在学中で非常勤として働いていました。今しかできない大学の勉強に力を入れたいけれども、仕事に多くの時間を割かなければ、同期と差がついてしまうのではというジレンマに悩んだのを覚えています。
大川さんに相談したところ、「今しかできない学業を優先すべき。それによる同期との差は将来的には重要ではない」と言ってもらい、ふっと気が楽になったのを覚えています。また、「受けたい授業があったら相談してほしい」と言ってもらえたので、それまで週3日の勤務でしたが、週2日にしてもらい、その分を大学の授業に充てることにしました。大川さんのアドバイスのおかげで、学業に十分時間を使いながら、前向きに仕事にも取り組めるようになりました。
大川さんはなんでも相談に乗ってくれますので、心の支えになっています。怒られるかもしれませんが、私にとっては安心して弱音が吐ける“逃げ場所”にもなっています(笑)。将来的には私にとっての大川さんのように、新人から頼られる先輩になれるよう、成長していきたいです。
大川泰広インタビュー
インストラクター制度とは、新たに入所した職員を仰星が責任を持って成長させていくための取り組みです。早い年次でインチャージができるようになることを目標に、業務だけでなくメンタルも含めて総合的にサポートします。
日々の相談に加え、3ヶ月に1度面談を行います。清水さんは入所当時、大学在学中ということもあり、学業と仕事の両立に悩みを持っていました。また、非常勤ということもあり、同期と差がついてしまうことにも不安を感じていたようです。
私は清水さんに、スタート時の差は重要ではなく大事なことは入所後も継続して知識やスキルを高め続けられるかどうかであると話しました。そして、今しかできない学業を優先すべきだと伝えました。大学で得られる様々な知識と経験は、清水さんの会計士としてのキャリア形成において必ず意味を持ってくるはずです。
新人は誰しも不安を抱えています。私自身も当時はそうでした。不安を抱えているスタッフに対しては、自分が今まで経験してきたことを伝え、彼らの不安を和らげてあげることを意識しています。面談で把握したスタッフの状況や意向はインストラクター間で共有し、どのようなサポートを行っていくべきかを議論しています。インストラクター制度はスタッフ個人の成長に寄与するだけでなく、インストラクター同士のコミュニケーションにも寄与しています。
学びと成長の機会が得られることを目的として、3つの内部研修を受講します。
各事務所メンバーが一堂に会する年1回の集合研修です。法人としての方針の伝達や、地域事務所の枠を超えて知見を高めるための研修などが提供されます。
新人からパートナーまでのすべての階層が参加する集合研修です。法人メンバー全員に参加を求める必須研修に加えて、事務所毎に独自に企画した専門的な研修が提供されます。内定者は、入所前でも参加できます。
スタッフやシニア、マネージャーやシニアマネージャーといった役職に応じて、必要とされる知識やスキルを身につける研修です。特にスタッフやシニアでは、監査や会計を中心とした能力を開発していきます。
新たなキャリアのスタートに際して安心して業務に取り組めるよう万全のサポート体制を整えています。業務に必要なPCスキルや監査の手続きの初歩など様々なプログラムが用意されています。
これら4つの内部研修の他に、自発的な勉強会の開催、外部研修への参加、海外語学研修やセコンドメント、各種資格取得の補助金支給制度など、多様なキャリアビジョンの実現をサポートする環境が用意されています。
研修項目/職位 | スタッフ (J1) |
スタッフ (J2以降) |
シニア スタッフ |
マネージャー | シニア マネージャー |
パートナー |
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ビジネススキル | 12時間 | 7時間 | 7時間 | 14時間 | 14時間 | 10時間 |
監査・会計スキル | 16時間 | 10時間 | 2時間 | 2時間 | 2時間 | 2時間 |
監査・実務スキル | 59時間 | 42時間 | 33時間 | 29時間 | 29時間 | 29時間 |
税務スキル | 6時間 | 6時間 | 6時間 | 6時間 | 6時間 | 6時間 |
合計 | 92時間 | 64時間 | 47時間 | 50時間 | 50時間 | 46時間 |
※新人研修28時間を含みます。
ビジネススキル研修 | 新人研修ではビジネスマナーや情報セキュリティなど社会人としての基礎から学ぶことが出来ます。 (具体的な研修の一例) ・ビジネスマナーの実践(新人研修) ・情報セキュリティ研修 |
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監査・会計スキル研修 | 各年次で担当する機会の多い勘定科目の監査手続や毎年の決算留意事項について学ぶことが出来ます。 (具体的な研修の一例) ・現金・預金(新人研修) ・棚卸資産・原価計算/売上原価 ・20XX年3月期決算留意事項 |
監査・実務スキル研修 | グループディスカッションを通じた現場力の向上や監査基準委員会報告書の改訂に伴う論点の理解に関する研修です。 (具体的な研修の一例) ・リスクアプローチ一巡(新人研修) ・グループディスカッション-リスク評価及び評価したリスクへの対応等のテーマ別に実施 ・モダンExcelを活用したデータ分析 |
税務スキル研修 | 毎年の税制改正の大綱や監査上必要な税務の知識について学ぶことが出来ます。 (具体的な研修の一例) ・20XX年度税制改正大綱の解説 ・インボイス制度、電子帳簿保存法導入 ・グループ通算制度の要点チェック |